キャッシュレス決済比率は、その決済額を民間最終消費支出で除して算出されます。
民間最終消費支出とは、家計最終消費支出と対家計民間非営利団体最終消費支出の合計です。
対家計民間非営利団体最終消費支出は、対家計民間非営利団体(対家計民間非営利サービス生産者)の生産額から家計に対する販売額を差し引いて算出されています。その差額を、対家計民間非営利団体の自己消費とみなしています。
対家計民間非営利団体とは、利益の獲得を目的とせずに社会的、公共的サービスを家計へ提供する団体のことで、具体的には私立学校、政治団体、労働組合、宗教団体等を指しています。
キャッシュレス決済比率を算出するベースとして、対家計民間非営利団体最終消費支出を含む民間最終消費支出ではなく、家計最終消費支出を用いたほうがよい場合があると考え、家計最終消費支出をベースとしたキャッシュレス決済比率を算出しました 。
キャッシュレス決済比率の推移【家計最終消費支出ベース】
2020年には家計最終消費支出が前年比93.4%に落ち込む中で、キャッシュレス決済額は6.0%増となり、キャッシュレス決済比率は31.0%に高まりました。
算出に用いた資料は、以下の通りです。
「家計最終消費支出」
・内閣府『国民経済計算』(四半期別GDP速報2021年4-6月期2次速報値)
「キャッシュレス決済」
・一般社団法人日本クレジット協会『日本のクレジット統計』
・日本銀行 決済機構局『決済動向』
・一般社団法人キャッシュレス推進協議会『コード決済利用動向調査』
・経済産業省『「第2回 キャッシュレス決済の中小店舗への更なる普及促進に向けた環境整備
検討会」資料3 事務局説明資料』
※2015年以前のブランドデビットカード決済額の把握に至らず、2016年以降について算出
キャッシュレス関連グラフデータ
提供価格:10,000円 ※エクセルファイルをメールにて納品(決済額などの数値を含みます)
【収録データ】
・2016年~2020年(暦年):キャッシュレス決済比率の推移<民間最終消費支出ベース>
・2016年~2020年(暦年):キャッシュレス決済比率の推移<家計最終消費支出ベース>
・2016年~2020年(暦年):キャッシュレス決済額の推移
・2013年~2020年(暦年):クレジットカード決済額の推移
・2014年~2020年(年度):デビットカード決済額の推移
・2016年~2020年(暦年):デビットカード決済額の推移 ※2016年、2017年は推計値
・2013年~2020年(暦年):電子マネー決済額の推移
・2018年~2020年(暦年):QRコード/バーコード決済額の推移
・2013年~2020年(暦年):ショッピングローン決済額の推移
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